伝統的工芸品はひとつひとつ手作りで作られているので、時間がかかってしまいます。それに、機械のように一度にたくさん作ることはできません。とても不便なように思えますが、それだからこそ良さもあるのです。それは手作りのあたたかさ、技のすばらしさなど
長い間ずっと伝えられてきた伝統です。この伝統をこれから先も伝えていき、発展させていくことがとても大切です。そのために、職人さんやその他多くの人びとがさまざまな努力や工夫を.しています。
1.若い人たちが技を学んで、次の世代へと伝えていきます
一人前の職人さんになるには長い時間と根気が必要です。また、技術を引きついでくれる若い人たちを探すこともたいへんです。しかし、最近ではもの作りの楽しさに関心をもち、後つぎをめざす人たちが増えてきています。職人さんからこうした若い人たちへ、そして若い人たちが一人前になってまた次の若い人たちへ。技術はこれからも大切に伝えられていくのです。
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3.世界の人たちにも日本の文化として紹介していきます
日本文化に関心をもつ海外の人たちが増えてきています。そこで、日本のすばらしい文化のひとつとして伝統的工芸品のことをもっと多くの人に知ってもらおうと、海外の雑誌で紹介したり、各地で展示会を開いたりしています。
4.たくさんの人にもっと知ってもらう努力をしていきます。東京の青山にある(財)伝統的工芸品産業振興協会では、伝統的工芸品のことをもっと多くの人に知ってもらい、もっと親しんでもらうために、さまざまな活動をしています。その一つとして協会が運営している全国伝統的工芸品センターでは、全国各地の伝統的工芸品の資料を集めていまむここでは、展示コーナーで各地の工芸品を見たり、本やビデオがある資料ライブラリーで工芸品について知ることができます。また、工芸品づくりの楽しさを体験できる製作教室にも参加できます。
伝統的工芸品の秘密
静岡の伝統工芸品○全国の工芸品