汐汲み
歌舞伎所作事。長唄・常磐津。二世桜田治助作詞。長唄は二世杵屋正次郎、常磐津は三世岸沢古式部作曲。初世藤間勘十郎振付。三世坂東三津五郎の七変化舞踊「七枚続花の姿絵」の一つ。文化八年江戸市村座初演。
能「松風」によった曲で、海女の松風が在原行平を慕い、形見の烏帽子、狩衣を着て汐汲みの振りをする。現在は長唄だけが残る名曲。(国語大辞典(新装版)小学館 より)
藤娘
1. 大津絵の画題の一つ。塗笠をかぶり、藤の花の模様の衣装を着て藤の枝を肩にした娘姿。
2. 歌舞伎所作事。長唄。勝井源八作詞。四世杵屋六三郎作曲。藤間大助・西川扇蔵振付。文政九年江戸中村座初演。二世関三十郎の五変化舞踊「哥へすがへす余波大津絵(かえすがえすおなごりおおつえ)」の一つ。大津絵の中の、藤の枝を肩にした娘の姿を舞踊化したもの。(国語大辞典(新装版)小学館 より)